IT賞は、わが国の産業界ならびに行政機関などの業務における事業創造、効果的ビジネスモデルの構築・促進、生産性向上等、“ITを高度に活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い成果を挙げたと認めうる企業、団体、機関および個人に対して、公益社団法人企業情報化協会が授与するものです。(昭和58年3月に設定した「OA化・情報化優秀企業・機関・事業所等表彰制度」に則って創設された「OA賞」をもとに、平成13年度から「IT賞」と名称変更して、現在に至っています。)
わが国におけるIT活用の高度化の促進に寄与すべく、受賞された企業・団体・機関・個人の成果は、当協会を通じて広く社会に公表いたします。
IT賞は、企業・団体・機関の取組みに対して、その理念や目的ならびに展開の範囲・特性等によってカテゴリー(取組領域)を分けて、カテゴリーごとに固有の評価視点から評価し、授賞の対象を決定します。
IT賞の種別 | 内容 |
1.IT賞(カテゴリー別) | 応募者が申請した取組領域ごとの評価視点に基づき、他の企業・団体・機関に対する範例となる優れた取組について授与します。 |
---|---|
2.IT優秀賞(カテゴリー別) | 各カテゴリーにおいて活動内容および成果について特に優れていると認められた取組にはIT優秀賞を授与します。(IT優秀賞は該当無しの場合もあります) |
3.IT最優秀賞 | カテゴリーごとのIT優秀賞受賞者の中で特に卓越した成果を示した取組、および申請カテゴリーにおいて優秀であるだけでなく他の一つもしくは複数のカテゴリーの評価視点に照らしても優秀であると認められた取組について、IT最優秀賞を授与します。(IT最優秀賞は該当無しの場合もあります) |
なお応募カテゴリーについては以下のように設定しますので、応募者は評価を望むカテゴリーを応募にあたり選択していただきます。カテゴリーの選択に迷われる場合は第二希望のカテゴリーを選ぶこともできます。
IT賞の応募カテゴリー | 内容 |
1.マネジメント領域 | 既存事業への業績貢献、IT部門の自社内(グループ内)地位向上に関わる取組。 業務の効率化、業容拡大への対応、サービスの無人化無休化などによる大幅なコスト削減などの業績貢献を行う。ないしはこれらへの取組を通じてIT部門の社内地位の向上を図った。 |
---|---|
2.顧客・事業機能領域 | IT活用によって顧客との関係性の革新を図る取組。 新しいカスタマー・エクスペリエンスを創造するなど、ビジネスのフロントエンドにおけるIT活用によって顧客に対するサービスや機能の革新を図る。業界として初めての事業機能やサービスを導入した。 |
3.社会課題解決領域 | 業績的な成果にこだわらず、社会実験や社会貢献に資する活動への取組。 産学/官民協同プロジェクト、新しいプラットフォームサービスの構築、自社事業の顧客や関連事業者に対する採算性を伴わない活動などで、自社の情報資源や情報技術を生かして公益や社会責任、社会課題の解決に貢献した。 |
4.トランスフォーメーション領域 | 事業・組織トランスフォーメーションへの取組。 デジタルトランスフォーメーションへの取組によって情報技術・情報サービスをビジネスや組織経営の根幹にしていくような変革を行う。マネタイズやサービス提供形態を含むビジネスモデル変革を実現した。そのためにIT資産の統合ないしはアウトソーシングやサブスクリプションへの移行などを進め、事業展開に対するITの機動性を高めた。 |
5.オープンイノベーション領域 | オープンイノベーション、ビジネスコラボレーションへの取組。 ITによるオペレーションの標準化や情報の共有化、機能連係、ビジネスプラットフォームの構築などによって、従来からのバリューチェーンにおける取引や提携関係とは異なる(新しい)複数の業種・業態間の事業連携を実現した。 |
6.サステナビリティ領域 | SDGsの展開とIT・デジタルによる貢献。 持続可能な開発目標(SDGs)を掲げ、IT・デジタル技術の適用や実装により、「カーボンニュートラルへの取組み」「気候変動への対応」「多様性の尊重」「従業員の健康とウェルビーイングの実現」「ダイバーシティ&インクルージョン」といった分野で顕著な実績をあげた。 |
2024年度IT賞応募受付開始
応募締め切り(審査書類提出期限)
1次審査(書類審査)
2次審査(1次審査通過企業によるヒアリング審査)
(1社プレゼン15分、質疑応答20分計35分程度)
応募企業への結果通知
報道機関へニュース配信による受賞企業の対外的発表
表彰式典(第40回IT戦略総合大会内にて実施)
<ご注意>
経済産業省をはじめとする関係6府省(内閣府、総務省、財務省、文部科学省、国土交通省)は、毎年10月を情報化月間と定め、 情報化に関する普及・啓発を重点的に行っています。毎年、月間記念行事として情報化促進貢献個人・企業等・情報処理システムに関する表彰等を実施しています。小会では、IT賞受賞企業の中より、同表彰への推薦を行っています。
小会では平成26年度より、IT賞受賞企業の中から特に顕著な活躍・貢献したと思われる個人を選出し、Super SE 100人衆として表彰いたします。
毎年5名から10名程度をめどに選出し、最終的には100人を目指します。
- IT賞受賞企業からの人材候補者の推薦をベースに選定。人材候補は自社社員に限らずIT推進のパートナーからも選出。ただし、事業や企業の経営者の地位・役割ではなく、IT関連の実務家として卓越している人材を推薦するという視点から選定します。
- Super SE選出には毎年5名~10名をめどに行い、対象者の数を増やしていくことを目指し、最終的には100名を目指します。なおある程度の蓄積が得られたら、IT協会において「IT上質人材像」の具体化のための研究に結び付けていく予定です。
- 受賞者の推薦理由をIT活動領域とタイプ別のマトリックス(推薦シート)の上にプロットし、どのような行動様式や思考様式を持った人材がどのような業績をあげるかという関係性を分析します。これによって、現実的かつ経験的に辿ることができる卓越人材のスキル特性を描写することを最終目標とします。
- 1. ビジネスやマネジメントに関する独自の視点やアイデアの発揮
- 2. 企業価値、商品価値向上に資するIT活用アイデアの提供と具現化
- 3. 顧客もしくは自社における新たなビジネス創出への関与と貢献
- 4. ユーザの業務に対する本質的な理解
- 5. 安全・安心・コンプライアンスの遵守への貢献
- 6. プロジェクトマネジメントスキルおよびリーダーシップ
- 7. ITの動向や活用に関する理論・技術への見識と適用。
- ※人材像を理念型として描く時には往々にして期待される全ての特性や能力を備えた「スーパーマン」を求めるような議論になりがちですが、ここでは上に述べた七つの視点の全てを兼ね備えた「幻の人材」を探し求めるのではなく、七つの視点(七芸)の中の一芸・二芸・三芸に秀でた実在する人材を探し、そこから理念型としての理想人材を想定いたします。
- 2023年度第41回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(1.05MB)
- 2022年度第40回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(1.1MB)
- 2021年度第39回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(673KB)
- 2020年度第38回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(331KB)
- 2019年度第37回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(460KB)
- 平成30年度第36回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(427KB)
- 平成29年度第35回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(442KB)
- 平成28年度第34回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(368KB)
- 平成27年度第33回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(334KB)
- 平成26年度第32回IT賞「Super SE 100人衆」選考結果(386KB)
公益社団法人企業情報化協会 IT賞審査委員会事務局
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22 日本能率協会ビル3階
TEL:03-3434-6677 FAX:03-3459-1704